米首都近郊の空港で航空機同士が接触 米議員ら搭乗 負傷者なし
David Shepardson
[ワシントン 10日 ロイター] - 米首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港で10日、少なくとも3人の連邦議会議員を乗せたアメリカン航空機と他のアメリカン航空機が接触した。米連邦航空局(FAA)が10日発表した。
米国東部標準時午後0時45分(1645GMT)ごろ、サウスカロライナ州チャールストンに向かうアメリカン航空5490便がニューヨークに向かうアメリカン航空4522便の主翼の先に接触した。負傷者は報告されていない。
民主党のジョシュ・ゴットハイマー下院議員(ニュージャージー州選出)はソーシャルメディアに、ニューヨーク行きの便に乗っていたが、滑走路で離陸を待っていた際に事故が発生したと投稿した。
FAAは事故調査を行なう予定。アメリカン航空によると、2機とも整備チームによる点検のため運航を停止した。損傷は各機の主翼の先にある翼端板のみという。
同社によると、乗客は代替機に搭乗して目的地に向かう。サウスカロライナ便には乗客76人と乗員4人、ニューヨーク便には乗客67人と乗員4人が搭乗していた。
レーガン・ナショナル空港は、1月29日に空港近くでアメリカン航空機と米陸軍ヘリコプター「ブラックホーク」が空中衝突し、67人が死亡した事故以来、厳しい監視下に置かれている。