米とイラン、12日に核開発巡る直接会談=米国務長官

4月10日、 ルビオ米国務長官(写真)はイランの核開発プログラムについて話し合うため、今週12日に米国のウィトコフ中東担当特使とイラン高官がオマーンで直接会談すると明らかにした。ホワイトハウスで10日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
[ワシントン 10日 ロイター] - ルビオ米国務長官は10日、イランの核開発プログラムについて話し合うため、今週12日に米国のウィトコフ中東担当特使とイラン高官がオマーンで直接会談すると明らかにした。
ルビオ氏は閣議で「われわれは協議が平和につながることを望んでいる。われわれはイランが決して核兵器を持たないことを明確にしてきたし、それが今回の会談につながったと思う」と語った。
トランプ米大統領は7日、イランの核開発計画を巡り直接交渉を開始すると突如明らかにした。一方、イランのアラグチ外相はオマーンで間接協議が行われると述べていた。
トランプ氏は9日、イランが核開発計画の停止に同意しなければ、軍事力を行使する可能性があると改めて警告した。軍事作戦を行う場合はイスラエルが主導的な役割を担うとの認識を示した。
米国務省のタミー・ブルース報道官は10日、米政府は12日の会談でイラン政府が真剣かどうかを見極めると述べた。さらなる直接協議を行う可能性を排除しなかった。
報道官は12日の直接協議は1回きりかとの質問に「12日の結果次第で、追加協議があるかどうかが決まると思う。今回の会談は設定されたもので、大きな計画や枠組みの一部ではない。イラン側が真剣かどうかを見極めるための会談だ」と語った。