ドイツ極右AfD、世論調査で初の首位 既成政党への不満高まる

ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が主要世論調査で初めて支持率トップとなった。既成政党への不満が高まっていることが浮き彫りになった。写真右と左が同党のワイデル、クルパラ両共同代表。党が議会副議長に推すオッテン氏(中央)とともに3月撮影(2025年 ロイター/Lisi Niesner)
[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が主要世論調査で初めて支持率トップとなった。既成政党への不満が高まっていることが浮き彫りになった。
調査機関イプソスが9日公表した世論調査によると、2月の連邦議会(下院)選で勝利した保守政党連合キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持率は5%ポイント低下し24%。議会選で第2党に躍進したAfDの支持率は25%だった。
ショルツ首相率いる中道左派の社会民主党(SPD)は15%で変わらず。
AfDのワイデル共同党首は「国民が望んでいるのは政治の変化であり、CDU・CSUとSPDの『いつもの通り』の連立ではない」とxに投稿。調査結果を歓迎した。