インドネシアCPI、3月は+1.03% 中銀目標3カ月連続で下回る

4月8日、インドネシア統計局が発表した3月の消費者物価指数は前年同月比1.03%上昇した。ジャカルタで先月27日撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)
[ジャカルタ 8日 ロイター] - インドネシア統計局が8日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.03%上昇した。市場予想を下回り、中央銀行の目標レンジ(1.5─3.5%)も3カ月連続で下回った。
ロイターのアナリスト調査による予想は1.17%上昇だった。
2月のインフレ率は、政府が一部の電気料金に大幅な割り引きを適用したため20年超ぶりに下落した。
当局はコアインフレ率の上昇を理由に、低いインフレ率は購買力の弱さを示すものではなく、政府の政策を反映していると分析した。
3月のコアインフレ率は前年比2.48%でほぼ予想と一致したほか、2月とも同水準だった。
インドネシアはイスラム教徒が多数を占める世界最大の国で、イスラム教の祝日である「イード・アル・フィトル(ラマダン明けの祝祭)」にかけて需要がピークになる。今年はこの祝祭が3月末に当たった。