ウクライナ軍、ロシア・ベルゴロド州で作戦展開 ゼレンスキー氏初確認

ウクライナのゼレンスキー大統領は7日の動画演説で、同国軍がロシア国境近くの街を守るため、ロシアのベルゴロド州で作戦を展開していることを初めて確認した。写真は4月4日、キーウで撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko)
[7日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は7日の動画演説で、同国軍がロシア国境近くの街を守るため、ロシアのベルゴロド州で作戦を展開していることを初めて確認した。
ウクライナ軍は8カ月前に越境して以来、ベルゴロド州と隣接するロシア・クルスク州の一部に留まっているが、ロシア軍は失地の大半を奪回している。
ゼレンスキー氏は、シルスキー総司令官から「われわれの最前線がクルスク州とベルゴロド州で展開されている」との報告を受けたと説明した。
ゼレンスキー氏は「われわれは敵の国境地帯で積極的な作戦を継続しており、これは完全に正当化される。戦争は本来の場所に戻らなければならない」とし、「われわれの主目的は変わっていない。スムイおよびハルコフ地区の土地と地域社会をロシアの占領者から守ることだ」と述べた。