エアプサン火災、補助バッテリーのショートが原因か=韓国国交省

3月14日、韓国国土交通省は1月に発生した格安航空会社(LCC)のエアプサン機内の火災事故について、補助バッテリーのショートが原因の可能性があるとする中間調査を明らかにした。ソウルの金浦国際空港で2020年5月撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 14日 ロイター] - 韓国国土交通省は14日、1月に発生した格安航空会社(LCC)のエアプサン機内の火災事故について、補助バッテリーのショートが原因の可能性があるとする中間調査を明らかにした。
この事故は1月28日、南部釜山の金海国際空港で、離陸準備中だった香港行きのエアプサン機で火災が発生したもの。乗客169人と乗員7人の全員は避難して無事だった。
最初に火が出た場所にあったパワーバンクの残骸に焦げ跡があったことから、バッテリー内部のショートにより火災が発生した可能性があるという。ただ、ショートが起きた原因は分かっていない。
ノートパソコン、携帯電話、電子タバコ、パワーバンクなどの機器に搭載されているリチウム電池は、製造上の欠陥や損傷でショートすると、発煙、発火、過度な発熱を起こすことがある。
同省は機内の電気系統に異常は確認されていないと述べた。