米国務長官、クルド系勢力のシリア暫定政権合流を歓迎 情勢なお注視

3月11日、ルビオ米国務長官は米政府が支援するクルド人勢力主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)がシリア暫定政府に合流することを歓迎すると述べた。シリア北東部カミシュリで撮影(2025年 ロイター/Orhan Qereman)
Kanishka Singh
[ワシントン 11日 ロイター] - ルビオ米国務長官は11日、米政府が支援するクルド人勢力主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)がシリア暫定政府に合流することを歓迎すると述べた。
シリア大統領府は10日、北東部の大半を支配するSDFが新国家機関に加わる合意に署名したと発表した。
ルビオ氏は声明で「米国は、北東部を統一シリアに統合するというシリア暫定政権とSDFの最近の合意を歓迎する」と表明。
「米国はさらなる紛争を回避する最善の道として、信頼できる宗派にとらわれない統治を実現する政治的移行を改めて支持する。なお、少数派に対する最近の致命的な暴力を懸念し、引き続き暫定政権の決定を注視していく」と述べた。