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米商務長官、インドに関税引き下げ要求

2025年03月10日(月)07時38分

 3月7日、ラトニック米商務長官は、インドの関税は世界的にみて高水準にあり、米国との「特別な関係」を踏まえて引き下げられるべきだと語った。米首都ワシントンで1月29日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

Shivangi Acharya Manoj Kumar

[ニューデリー 7日 ロイター] - ラトニック米商務長官は7日、インドの関税は世界的にみて高水準にあり、米国との「特別な関係」を踏まえて引き下げられるべきだと語った。また、インドとの「壮大な」2国間貿易協定の締結を目指しているとも述べた。同国テレビ局のインタビューに応じた。

トランプ米大統領は、4月初旬からインドを含む貿易相手国に対して報復関税を予定。自動車や農業分野などのインド輸出業者に不安が広がっている。

ラトニック氏は「米印2国間の対話に焦点を当て、いくつかの分野を保護しているインドの関税水準を引き下げたい」と述べた。

インドは長年、小規模農家を保護してきた。ラトニック氏は、輸入割り当てや制限を設けるディール(取引)は可能だが、インドは農業分野を開放しなければならないと主張した。

先月のトランプ氏とモディ印首相との会談後、両国は関税を巡る問題を解決し、2025年秋までに貿易協定の第1段階の締結に取り組むことで合意。30年までに2国間の貿易額を5000億ドルに拡大するよう目指している。

ロイター
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