第二次トランプ米政権は混乱拡大、関税免除になお期待＝豪外相

　３月５日、オーストラリアのウォン外相（写真）は、第２次米トランプ政権は既に第１期よりも混乱を招いていると述べたが、関税に関してはオーストラリアが免除される可能性があると期待を示した。写真は米メリーランド州 アナポリス で昨年８月撮影（２０２５　ロイター／Kevin Mohatt）

[シドニー ５日 ロイター] - オーストラリアのウォン外相は５日、第２次米トランプ政権は既に第１期よりも混乱を招いていると述べたが、関税に関してはオーストラリアが免除される可能性があると期待を示した。

ウォン氏はシドニーで開かれた金融関連会合で、トランプ氏が１月の就任以来発令した一連の大統領令から見て、オーストラリアが「非常に異なる米国政権」と対峙していることは疑いの余地がないと指摘。

「トランプ大統領とその政権は、世界において非常に異なる米国を思い描いている。われわれは第１期政権でもそれを目の当たりにしたが、第２期における変化の規模は明らかにそれを上回っていると思う」と述べた。

また、トランプ氏にとって関税は大きな焦点とし、オーストラリアは来週導入が予定されている鉄鋼とアルミニウムへの２５％の関税について引き続き免除を求めていると述べた。