中国、政府白書でフェンタニル批判に反論 責任転嫁に反対

　３月４日、中国国営新華社通信が報じたところによると、中国政府は発表した白書で、合成麻薬「フェンタニル」の問題を巡り同国を批判したり責任を転嫁したりすることに反対した。写真はフェンタニル前駆体。メキシコのメキシコシティ で２０２３年１０月撮影（２０２５　ロイター／Claudia Daut）

[北京 ４日 ロイター] - 中国国営新華社通信が報じたところによると、中国政府は４日に発表した白書で、合成麻薬「フェンタニル」の問題を巡り同国を批判したり責任を転嫁したりすることに反対した。

白書は、中国はフェンタニル関連物やその原料の問題に対処するため、米国を含む関係諸国と「徹底的に」協力し、大きな成果を挙げてきたと主張した。

トランプ米大統領は同日、米国へのフェンタニル流入を防げなかったとして、中国からのすべての輸入品を対象にした追加関税を１０％から２０％に引き上げる措置を発動した。