中国、台湾との「統一」断固として推進へ=首相

3月5日、中国の李強首相(写真)は、台湾との「統一」に向けた取り組みを断固として推進し、中華民族の復興を実現するために台湾の一般市民と協力すると表明した。写真は同日、北京で行われた全国人民代表大会で撮影(2025 ロイター/Florence Lo)
James Pomfret Yimou Lee
[5日 ロイター] - 中国の李強首相は5日、台湾との「統一」に向けた取り組みを断固として推進し、中華民族の復興を実現するために台湾の一般市民と協力すると表明した。
中国は台湾を自国の領土と見なし、台湾に対する軍事的圧力を強めている。
李氏はこの日開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の政府活動報告で、「われわれは中国の統一を断固として推進し、台湾の同胞と協力して中華民族の復興という輝かしい大義を実現する」と述べた。
李氏は昨年の報告でも、台湾との統一を呼びかけたが、今年は「断固とした」態度で臨む意向を強調し、これまでの報告で使われていた「平和的」という表現を削除した。
台湾独立を推進する分離主義的な活動に「断固として反対する」と述べた。
民族復興で「台湾の同胞」と協力するという表現は昨年の報告にはなかった。
中米間の地政学的な緊張が高まり、トランプ米大統領が関税などを通じて中国への圧力を強める中、中国は台湾問題で「外部からの干渉」に反対すると表明。また、「覇権主義や強権政治に反対し、あらゆる形態の一方的な行動や保護主義に反対する」平和外交にコミットしているとした。
台湾で対中国政策を担当する大陸委員会のコメントは得られていない。
台湾の対中政策に詳しい高官は、中国の台湾に対する姿勢にあまり変化はみられないと指摘し、中国にとって最優先課題は経済と米中関係で、台湾は最優先ではないとの見方を示した。
「彼ら(中国)は『海峡を越えた大々的な交流』という自らの課題を改めて強調したがっている」と述べた。台湾人に関する表現は、中国が文化や宗教を含むさまざまな交流を通じて台湾人を取り込み、海外への影響力を強化する戦略を強化する兆しだと指摘した。
中国が自らの政治的目的にかなう両岸交流のみを許可し、それ以外は阻止しているとし「交流が単なる政治的手段であることは明らかだ」と述べた。
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