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ウクライナ交渉の欧州関与に前向き、希土類で米と協力も=プーチン氏

2025年02月25日(火)06時21分

ロシアのプーチン大統領は24日、ロシアはウクライナを巡る米ロ和平協議への欧州の関与に反対していないと述べた。写真はモスクワで同日撮影(2025年 ロイター/Sputnik/Alexei Babushkin/Pool via REUTERS)

[モスクワ 24日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は24日、ロシアはウクライナを巡る米ロ和平協議への欧州の関与に反対していないと述べた。むしろロシアとの対話を拒否していたのは欧州側だと指摘した。

プーチン大統領はまた、トランプ米大統領がロシアとウクライナの紛争に感情ではなく理性で取り組んでいると評価。トランプ氏はウクライナの政治状況を改善し、ウクライナ存続のための条件を整えたいと考えているとも指摘した。

トランプ氏の立場はロシアの利益ではなく、ウクライナの利益だとも述べた。

今後の米国との会談については「次回会談は主に二国間関係に焦点を当てる」と表明。防衛予算削減で合意できる可能性があり、それは好ましいことだとの見方も示した。

また、ロシアと米国はアルミニウム生産を巡る協力が検討可能で、ロシアとの共同プロジェクトも考えられるとした。

さらに、レアアース(希土類)生産でも米国と協力する用意があると表明した。米国がウクライナにレアアース提供を求めている問題については「ロシアには関係ない」とするにとどめた。

ロイター
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