アップル、米に5000億ドル投資 今後4年で新工場設立し雇用創出
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米アップルは24日、今後4年間で米国に5000億ドルを投資すると発表した。2021年9月撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[24日 ロイター] - 米アップルは24日、今後4年間で米国に5000億ドルを投資すると発表した。テキサス州に人工知能(AI)サーバーを生産する工場を建設するほか、国内で研究開発(R&D)を中心に約2万人を新規雇用する。
アップルは台湾の鴻海精密工業と連携し、ヒューストンに新工場を建設する。同工場で自社の生成AI機能「アップルインテリジェンス」向けのサーバーを生産する計画。アップルによると、これらサーバーは現在、米国外で生産されている。
また、ミシガン州に「生産アカデミー」を新設し、アップルのエンジニアが地元の大学などと連携し、中小規模の企業向けに育成プログラムなどを提供するという。
アップルの投資計画発表後、トランプ大統領はトゥルース・ソーシャルに「政権への信頼」を反映しているとし、謝意を表明した。
トランプ大統領は先週、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)と会談し、投資を巡る協議が行われたもよう。
アップルは、トランプ政権1期目の2018年にも米投資計画を発表し、今後5年間で米経済に3500億ドル寄与するとしていた。