ニュース速報
ワールド

米、加州高速鉄道事業の補助金40億ドル取り消し検討へ調査開始

2025年02月21日(金)11時29分

 2月20日、トランプ米政権は、カリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトに支給された約40億ドルの補助金を取り消すかどうかの検討を開始した。写真はトランプ米大統領。ワシントンで7日撮影(2025 ロイター/Kent Nishimura)

David Shepardson

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米政権は、カリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトに支給された約40億ドルの補助金を取り消すかどうかの検討を開始した。

有権者は2008年に同プロジェクト向けに100億ドルの債券発行を承認したが、コストが増大し、トランプ氏は強く批判している。

約40億ドルの補助金はバイデン前政権の運輸省が提供した。

運輸省の連邦鉄道局は20日、ダフィー運輸長官の指示で、セントラルバレーのマーセド─ベーカーズフィールド間の建設資金を巡る調査を開始したと発表した。

同省は当初サンフランシスコとロサンゼルスを結ぶプロジェクト全体が330億ドルで2020年までに完成するはずだったが、マーセド─ベーカーズフィールド間だけで当初の総額を上回る費用がかかるとしている。

ダフィー長官は「あまりにも長い間、納税者は大幅に予算が超過し遅延しているカリフォルニア高速鉄道プロジェクトに補助金を提供してきた」と述べ、調査結果次第で他の適切なインフラ事業に資金を回す可能性を検討するとした。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

台湾、25年成長率予想3.6% 第1四半期は5.3

ビジネス

ステランティス、米関税で業績予想取り下げ 設備投資

ビジネス

ユーロ圏GDP、第1四半期前期比+0.4%に加速 

ビジネス

米財務長官、EUと相互の関税引き下げ「不可能でない
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 5
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 6
    中居正広事件は「ポジティブ」な空気が生んだ...誰も…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 9
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 10
    【クイズ】米俳優が激白した、バットマンを演じる上…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中