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親ロ派ハッカーがイタリアにサイバー攻撃、銀行・空港など標的
2025年02月18日(火)10時58分
[ローマ 17日 ロイター] - イタリアのサイバーセキュリティー当局は17日、銀行や空港など約20の国内ウェブサイトが親ロシア派ハッカーの攻撃を受けたと発表した。イタリアとロシア間の緊張に関連があるとみられるという。
イタリアのマッタレッラ大統領は今月、ロシアのウクライナ戦争を第二次世界大戦前のナチスドイツの拡張主義になぞらえた。この発言にロシアが激怒し、イタリアのメローニ首相が大統領を擁護した経緯がある。
イタリアのサイバー当局によると、17日の攻撃は親ロシア派ハッカー集団「Noname057(16)」によるもので、銀行最大手インテーザ・サンパオロ、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ、イクレア・バンカのほか、ミラノのリナーテ空港とマルペンサ国際空港などのウェブサイトが標的となった。ただ大きな混乱は生じなかったという。
インテーザ・サンパオロと、ミラノの空港を管理する会社SEAはコメントを控えた。イクレア銀行の広報担当者は、同行に混乱はなかったと述べた。モンテ・パスキはコメント要請に応じていない。