次期エアフォースワン納入、29年かそれ以降の可能性も=米高官
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米大統領専用機「エアフォースワン」の新型機納入時期はさらに遅くなり、2029年かそれ以降になる可能性が出てきた。写真は、エアフォースワンに搭乗するトランプ米大統領とメラニア夫人。1月24日、米ノースカロライナ州アッシュビルで撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[ウエストパームビーチ(米フロリダ州) 17日 ロイター] - 米大統領専用機「エアフォースワン」の新型機納入時期はさらに遅くなり、2029年かそれ以降になる可能性が出てきた。トランプ政権高官の1人が明らかにした。
同高官はロイターに、納入延期に不満はあるが、時期短縮のためにできることはそれほど多くないと説明。生産を受注した航空機大手ボーイングが、一部サプライヤーの廃業によって部品確保の問題を抱えている点や、エアフォースワンの要求仕様が幾つか変更されたことなどを遅れの理由に挙げた。
新型のエアフォースワンは当初、24年12月に1号機が納入される予定だった。しかしボーイングは既に納入時期を、第2次トランプ政権の任期終盤に当たる27─28年に先送りしていた。
さらに24年12月にデジタル誌が、1号機納入時期は最短でも29年になる恐れがあると報道。これについて聞かれた政権高官は、29年よりも後に延びてもおかしくないと認めた。