ロシア副首相、OPECプラスの減産縮小延期を否定=報道
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ロシアのノバク副首相は17日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は4月に予定されている自主減産縮小開始の延期は検討していないと述べた。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Sergey Kulakov/Roscongress Foundation via REUTERS)
[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は17日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は4月に予定されている自主減産縮小開始の延期は検討していないと述べた。ロシア通信(RIA)が報じた。
ブルームバーグは17日、複数の参加国の話として、OPECプラスが延期を検討していると報じた。
OPECプラスの代表3人はロイターに対し、これまで延期については議論されていないと語った。代表の1人は、制裁強化と中国の需要増加により、石油市場は4月からの供給増を吸収できる可能性があるが、そう判断するのは時期尚早だと述べた。
OPECプラスは原油市場を下支えするため2022年以降に合意した一連の措置により、世界需要の約5.7%に相当する日量586万バレルの減産を実施している。原油需要低迷などを受け、昨年12月には減産幅縮小時期を4月まで延期することを決定した。