ロシア政府系ファンド責任者、サウジで米代表団と会談へ=関係筋

2月17日、関係筋によると、ロシアの政府系ファンドの責任者であるキリル・ドミトリエフ氏(写真)は18日、サウジアラビアで米政府訪問団と会談する。サンクトペテルブルクで2021年6月撮影(2025年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
[モスクワ 17日 ロイター] - 関係筋によると、ロシアの政府系ファンドの責任者であるキリル・ドミトリエフ氏は18日、サウジアラビアで米政府訪問団と会談する。関係強化と経済協力の拡大について協議するという。
ドミトリエフ氏は米国のハーバード大学とスタンフォード大学で学んだ後、ゴールドマン・サックスやマッキンゼーに勤務した経歴がある。
サウジでは米国のルビオ国務長官、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)、ウィトコフ中東特使がロシア側の代表と会談する予定。
ドミトリエフ氏は2016年の米大統領選でトランプ氏が勝利した際にロシアとの橋渡し役を務めたほか、ロシアとサウジの関係構築にも尽力した。サウジのムハンマド皇太子とも数回、会談している。ムハンマド皇太子はロシアと米国の先週の囚人交換で仲介役を果たした。
米ロ両国はトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領の会談場所としてサウジに言及している。