再送-インドネシア、政府系ファンドを24日に新設
2月13日、インドネシアのプラボウォ大統領(写真)は、政府系ファンド「ダナンタラ」を今月24日に新設すると表明した。ボゴールの官邸で12日撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)
(政府系ファンドの正式名称を入れて再送します)
[ジャカルタ 13日 ロイター] - インドネシアのプラボウォ大統領は13日公開された動画で、政府系ファンド「ダナンタラ・インドネシア」を今月24日に新設すると表明した。資産規模は9000億ドル超となる。
プラボウォ氏は、ダナンタラ・インドネシアを通じて再生可能エネルギー、先端の製造業、川下産業、食品生産などの分野にわたる持続可能で、影響力が大きいプロジェクトに投資するとして「これらのプロジェクトはいずれも、私たちが公約した8%の経済成長の目標達成に貢献する」と訴えた。
ダナンタラ・インドネシアはシンガポールの政府系投資会社テマセクを参考にしており、インドネシア議会が設立を先週承認していた。
ダナンタラ・インドネシアは、銀行大手のマンディリ銀行、ラクヤット・インドネシア銀行、バンク・ネガラ・インドネシアを含めた国営企業の全ての政府保有株を国営企業省から引き継ぐ。
プラボウォ氏は、政府が効率化策によって年間歳出の約10%に相当する200億ドル超の支出を節約したことも明らかにした。浮いた分はニッケルやボーキサイト、銅などの重要鉱物への投資といった20を超える数十億ドル規模のプロジェクトへの支出に充てると説明した。