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民間機近くの軍用ヘリ飛行を疑問視、米上院議員 空中衝突事故受け

2025年01月31日(金)14時27分

1月30日、米上院商業委員会の民主党トップ、カントウェル上院議員は、全米有数の過密空港周辺における多数の軍用ヘリコプターの飛行について見直す必要があるとの考えを示した。レーガン・ナショナル空港近くで旅客機と米軍ヘリが空中衝突した事故現場を撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

David Shepardson

[ワシントン 30日 ロイター] - 米上院商業委員会の民主党トップ、カントウェル上院議員は30日、全米有数の過密空港周辺における多数の軍用ヘリコプターの飛行について見直す必要があるとの考えを示した。

首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港近くで29日、旅客機と米軍ヘリが空中衝突して川に墜落し、両機の乗員・乗客67人全員が死亡。米国では2001年以降で最悪の航空機事故となった。

カントウェル氏はインタビューで「人々が着陸するはずのルートのすぐ近くで、なぜ軍の訓練飛行を行うのか。なぜその航路が(民間機の)飛行区域のすぐ上にあるのか」と疑問を呈した。

2021年の報告書によると、レーガン・ナショナル空港から30マイル圏内では、軍用ヘリが年間約1万1000回飛行している。

カントウェル氏はこうした飛行を許可している連邦航空局(FAA)と国防総省の合意についてより詳しい情報が必要だと述べた。

ロイター
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