ＵＳスチール・日鉄、買収「救済」へ最後の努力 米高官との会談模索＝報道

米鉄鋼大手ＵＳスチールと日本製鉄の首脳は、バイデン前政権に阻止された日鉄によるＵＳスチール買収計画を「救済」する最後の試みとして、トランプ政権高官らとの会談を求めている。２０２４年９月撮影（２０２５年　ロイター/Rebecca Cook）

［２５日　ロイター］ - 米鉄鋼大手ＵＳスチールと日本製鉄の首脳は、バイデン前政権に阻止された日鉄によるＵＳスチール買収計画を「救済」する最後の試みとして、トランプ政権高官らとの会談を求めている。ニュースサイト「セマフォー」が関係筋の情報として報じた。

報道によると、ＵＳスチールのデービッド・ブリット最高経営責任者（ＣＥＯ）はバンス副大統領と、日鉄の森高弘副会長はラトニック商務長官との会談を求め連絡を取っている。ただ現時点で、会談の正式な日程は決定していないという。

トランプ大統領は今月７日に石破茂首相とホワイトハウスで会談。日鉄によるＵＳスチール買収についても討議し、同計画は「買収ではなく（米国への）投資」であるとの共通認識を示した。