ウクライナ大統領、28日訪米 鉱物協定署名へ=トランプ氏
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米国とウクライナは鉱物資源に関する協定について合意した。2024年9月、米ニューヨークのトランプタワーで撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)
Tom Balmforth Jarrett Renshaw
[ロンドン/ニューヨーク 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、ウクライナのゼレンスキー大統領が今週後半にワシントンを訪れ、米国との鉱物資源に関する協定に署名することを望んでいると述べた。
複数の関係筋はこれに先立ち、米国とウクライナが鉱物資源に関する協定案について合意したとし、ゼレンスキー氏が28日にワシントンを訪れ、トランプ氏と会談する見通しと明らかにしていた。
トランプ氏がロシア・ウクライナ戦争の早期終結を目指す中、同協定はウクライナが米国の支持を得るための重要な取り組みの一環と見なされている。
トランプ氏は「(ゼレンスキー氏が)28日に来ると聞いている」とし、「私はもちろんそれで構わない。彼は私と一緒に署名することを望んでいる。それが非常に大きなことだと私は理解している」と記者団に述べた。
また、ウクライナの紛争終結を巡る合意が成立すれば、何らかの形でウクライナに平和維持軍を派遣する必要があるという認識を示した。
協定にウクライナ側が求めていた米国による具体的な安全の保証が含まれているかどうかや、米国が追加軍事支援を約束したかどうかは現時点で不明。
関係筋の1人によると、今後の武器支援については両国間で協議が続いている。
ゼレンスキー氏は米国が当初提示した協定案への署名を拒否した経緯がある。米国が軍事援助の見返りに5000億ドルの鉱物資源権益を要求したことを巡り、米の支援はその額に遠く及ばず、協定案には具体的な安全保障条項も含まれていないとしていた。
トランプ氏は先週、ゼレンスキー氏を不人気の「独裁者」などと呼び、ゼレンスキー氏はトランプ氏が「偽情報の世界に生きている」と批判した。
関係者によれば、今回の訪問はホワイトハウスが提案した。双方の当局者が協定案で合意し、署名すべきと助言したという。
別の関係者はゼレンスキー氏が連邦議会議員と会談する可能性もあるが、日程は流動的だと述べた。
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