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パナマ国連大使、トランプ氏の運河奪還巡り懸念表明=書簡

2025年01月22日(水)05時39分

トランプ米大統領が20日の就任演説で、米国はパナマ運河を取り戻すとした発言について、パナマのアルファロ国連大使は国連に懸念を表明した。2024年5月撮影(2025年 ロイター/Daniel Becerril)

Michelle Nichols

[国連 21日 ロイター] - トランプ米大統領が20日の就任演説で、米国はパナマ運河を取り戻すとした発言について、パナマのアルファロ国連大使は国連に懸念を表明した。ロイターが21日付の書簡を確認した。

アルファロ国連大使は、国連憲章に基づき、各国は「いかなる国の領土保全や政治的独立に対する武力の威嚇や行使も、国際関係において控えなければならない」と指摘。同書簡は国連のグテレス事務総長に宛てられ、国連安全保障理事会(15カ国)に回覧された。

トランプ大統領は20日の就任演説で、太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河を「取り戻す」と表明。これに対しパナマのムリノ大統領はXへの投稿で、米国を含む世界貿易のために責任を持って運河を管理していると言明した。

ロイター
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