米国、中国からの駆け込み輸入が増加 トランプ関税を意識
トランプ次期大統領の新たな関税導入方針を受け、米国では昨年末にかけ中国からの輸入が加速した。写真は2016年5月、フロリダ州のマイアミ港で撮影(2025年 ロイター/Carlo Allegri)
Lisa Baertlein Ellen Zhang
[ロサンゼルス/北京 15日 ロイター] - トランプ次期大統領の新たな関税導入方針を受け、米国では昨年末にかけ中国からの輸入が加速した。一部企業が衣料品、玩具、家具、電子製品などの在庫を積み増した。
20日に就任するトランプ氏は、中国製品に大幅な関税課すと宣言している。政権1期目では部品が主なターゲットだったが、エコノミストや専門家によると2期目は完成品が対象になる可能性がある。
香港のHSBCのチーフ・アジアエコノミスト、フレデリック・ノイマン氏は「輸入業者が消費財に対する関税を見越し、中国から米国への最終製品の輸出が増加している」と指摘した。
中国税関の13日の発表によると12月の輸出は大幅増で、欧米で高まる貿易保護主義への懸念を挙げた。
デカルト・システムズのデータによると、昨年12月には中国から40フィートコンテナで45万1000個に相当する商品が米国の港に到着し、前年比14.5%増加した。
年間では中国からの寝具、プラスチック製玩具、機械等製品の輸入は前年比15%増だった。
一部の小売業者は新たな関税によるコスト増回避のため輸入を急いできたが、輸入業者はそうしたデータを非公開にしているため輸入全体に対する実際の影響を判断することは難しい。
消費者による需要押し上げや、一部の輸入業者がスエズ運河近辺の海上輸送の混乱や米国とメキシコの港湾ストを懸念し在庫を確保していることも分析を複雑にしているという。
トランプ氏が多くの国に関税を課す方針を示していることから、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、第4・四半期にはあらゆる地域から一部のカテゴリーの輸入品が大幅に増加した。
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