イランと欧州、核協議再開目指し会談 イラン外相発表

1月14日、イランと英仏独の4カ国はジュネーブで、核協議の再開を目指して会談を行ったと、イランのアラグチ外相がイラン国営テレビのインタビューで語った。写真はイランのガリババディ外務次官。ウィーンで2021年6月撮影(2025年 ロイター/Leonhard Foeger)
[ドバイ 14日 ロイター] - イランと英仏独の4カ国はジュネーブで、核協議の再開を目指して会談を行ったと、イランのアラグチ外相が14日、イラン国営テレビのインタビューで語った。
イラン国営通信はこれに先立ち、13日にジュネーブで行われた会談はイランの核開発計画に関する対話の継続につながると報じていた。
イランのカゼム・ガリババディ外務次官(法務・国際問題担当)は13日、「会談は真剣かつ率直で建設的だった。合意に必要な制裁解除や核要件の詳細について意見を交換した」とソーシャルメディアに投稿した。
欧州とイランの当局者は昨年11月にもイランの核開発問題などを巡り本格的協議入りが可能かについて検討を行ったが、特に目立った進展は見られなかった。
トランプ米大統領(当時)は2018年、イランが15年に結んだ主要6カ国との核合意から離脱し、イランに厳しい制裁を再び科した。
アラグチ外相はインタビューで、米国が15年の核合意に戻るか、核問題に関する方針を発表しない限り、米と交渉することはないと強調した。