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米加州、商用トラックの排ガス規制巡る申請取り下げ 次期政権念頭

2025年01月15日(水)13時04分

 1月14日、米カリフォルニア州は商用トラックのゼロエミッション車への移行義務化など排ガス規制強化に向け、連邦政府に行っていた申請を取り下げたと発表した。写真はトラックエンジンの排ガス検査の様子。カリフォルニア州オタイメサで2013年9月撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

Lisa Baertlein David Shepardson

[14日 ロイター] - 米カリフォルニア州は14日、商用トラックのゼロエミッション車への移行義務化など排ガス規制強化に向け、連邦政府に行っていた申請を取り下げたと発表した。トランプ次期政権による却下が予想される中、これを回避した。

カリフォルニア州大気資源局(CARB)のランドルフ局長は「カリフォルニア州の公衆衛生・気候対策プログラムを攻撃し、これらのプログラムに反対し続けると述べている次期政権がもたらす不確実性を踏まえると、今回の取り下げは重要な一歩だ」と述べた。

州の規制「先進クリーンフリート」は、トラック運行会社がゼロエミッション車に切り替えるスケジュールを設定することを目指していた。

カリフォルニア州は何十年にもわたり、米国の低公害車への移行をけん引。大気汚染に悩まされてきた同州は、より厳しい独自の自動車排出ガス規制を設定するための申請を米環境保護局(EPA)に行う権限を持つ唯一の州だ。

他の州はその規制を採用することが可能で、CARBの申請取り下げ決定はカリフォルニア州以外にも影響を与えることは間違いない。

ロイター
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