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インドの24年度GDP6.4%増見通し 4年ぶり低水準

2025年01月08日(水)01時29分

インド統計局(NSO)は7日、2024年度(24年4月─25年3月)の国内総生産(GDP)が前年度より6.4%増えるとの予想を発表した。2022年12月、インドのニューデリーで撮影(2025年 ロイター/Anushree Fadnavis)

[ニューデリー 7日 ロイター] - インド統計局(NSO)は7日、2024年度(24年4月─25年3月)の国内総生産(GDP)が前年度より6.4%増えるとの予想を発表した。4年ぶりの低水準で、政府の当初予測6.5─7.0%の下限を下回る。低調な製造業や企業の投資減速が響くとみられる。

インド準備銀行(RBI、中央銀行)は24年12月、24年度GDPを6.6%増と、従来予測7.2%から引き下げた。24年7─9月期の成長率が予想を下回る5.4%と、7四半期ぶりの低成長だったことを反映した。

物価変動を含む名目GDP予測は9.7%増。24年2月に発表された予測は10.5%だった。

NSOの見通しでは、GDPの58%近くを占める個人消費は前年度比7.3%増と、前年度の4%増から伸び率が加速する一方、民間投資は6.4%増と、前年度の9%増を下回る。政府支出は4.1%増と、前年度の2.5%増を上回る。

業種別では、GDPの約15%を占め、労働力の40%以上を雇用している農業が3.8%増と、前年度の1.4%から加速。GDPの17%程度を占める製造業は5.3%増と、前年度の9.9%から大幅に減速する。

エムケイ・グローバルのエコノミスト、マダビ・アロラ氏は、民間投資が弱まっていることからインド経済は「下押し圧力に直面しており、6.4%を下回る可能性がある」とコメントした。

ロイター
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