ニュース速報
ワールド

WHO総長、ガザ病院攻撃中止を要請

2024年12月30日(月)17時30分

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は30日、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍がここ数日行っている病院への攻撃を停止するよう求めた。ガザ市内アルワファ病院で29日撮影(2024年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)

[チューリヒ 30日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は30日、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍がここ数日行っている病院への攻撃を停止するよう求めた。

イスラエル軍は27日にガザ北部ベイトラヒヤのカマルアドワン病院を攻撃、29日にはガザ市のアルワファ病院を攻撃し7人が死亡した。病院はイスラム組織ハマスが司令部などに使っていると主張している。

テドロス氏はXで「ガザの病院は再び戦場と化し、保健システムは深刻な脅威にさらされている」とし、「私たちは繰り返す。ガザの人々は医療へのアクセスを必要としている。人道主義者は、医療援助を提供するためにアクセスする必要がある。停戦だ!」と述べた。

テドロス氏によると、WHOとパートナーがガザのインドネシア病院に基本的な医薬品、食料、水を届け、10人の重症患者をアルシファ病院に移送したが移送中に4人の患者が拘束されたという。

「イスラエルに対し、彼らの医療ニーズと権利が守られるよう強く求める」とテドロス氏は述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米政府、イラン石油制裁の対象に中国独立系精製業者1

ビジネス

米国株式市場=急落、ダウ699ドル安 FRB議長が

ビジネス

連邦政府の裁量的支出削減では債務問題は解決せず=F

ビジネス

米フォード、新車価格引き上げも トランプ氏の自動車
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気ではない」
  • 3
    【クイズ】世界で2番目に「話者の多い言語」は?
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 6
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    NASAが監視する直径150メートル超えの「潜在的に危険…
  • 9
    あまりの近さにネット唖然...ハイイログマを「超至近…
  • 10
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 1
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 2
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 3
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止するための戦い...膨れ上がった「腐敗」の実態
  • 4
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 5
    「ただ愛する男性と一緒にいたいだけ!」77歳になっ…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 7
    コメ不足なのに「減反」をやめようとしない理由...政治…
  • 8
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 9
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 10
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中