ニュース速報
ワールド

プーチン氏、旅客機墜落でアリエフ大統領に謝罪 防空システム作動

2024年12月28日(土)23時26分

ロシアのプーチン大統領は28日、アゼルバイジャン旅客機の墜落はロシア防空システム作動による「悲劇的な事件」だったとし、アリエフ大統領に謝罪した。墜落現場で25日撮影。(2024年 ロイター/Azamat Sarsenbayev)

[モスクワ 28日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は28日、アゼルバイジャン旅客機の墜落はロシア防空システム作動による「悲劇的な事件」だったとし、アリエフ大統領に謝罪した。

アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグロズヌイに向かっていた同機は25日、進路変更しカザフスタン西部のアクタウ近郊で墜落、少なくとも38人が死亡した。アゼルバイジャンの関係筋は26日、ロシアの防空システムによる誤射による墜落との見解を示していた。

ロシア大統領府は声明で「プーチン大統領は、ロシア領空で発生した悲劇的な事故について謝罪し、改めて犠牲者の遺族に心からの哀悼の意を表した」とした。

大統領府によると、当時ウクライナからのドローン(無人機)がグロズヌイ、モズドク、ウラジカフカズを攻撃、ロシアの防空システムが撃退したという。

プーチン大統領の要請でアリエフ大統領と電話会談し謝罪した。

アリエフ大統領は、墜落機がロシア領空で外部からの事態に遭遇して制御不能となり、カザフスタンに方向転換したと指摘していた。

墜落機はグロズヌイまで飛行した後、カスピ海を横切ってカザフスタンに向かった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

韓国南部で旅客機が胴体着陸、壁に激突し炎上 少なく

ワールド

アングル:国連IPCがスーダン飢餓拡大に警告、24

ワールド

プーチン氏、旅客機墜落でアリエフ大統領に謝罪 防空

ワールド

米債務上限、来年1月半ばにも到達 議会は行動を=財
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヨルダン皇太子一家の「グリーティングカード流出」が話題に...「イマン王女が可愛すぎる」とファン熱狂
  • 2
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が撮影した「ある写真」にSNSでは議論白熱 どちらが正しい?
  • 3
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリスマストイが「誇り高く立っている」と話題
  • 4
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 5
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    「弾薬庫で火災と爆発」ロシア最大の軍事演習場を複…
  • 8
    スターバックスのレシートが示す現実...たった3年で…
  • 9
    水面には「膨れ上がった腹」...自身の倍はあろう「超…
  • 10
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3個分の軍艦島での「荒くれた心身を癒す」スナックに遊郭も
  • 4
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 5
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシ…
  • 6
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 7
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 8
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 9
    ヨルダン皇太子一家の「グリーティングカード流出」…
  • 10
    なぜ「大腸がん」が若年層で増加しているのか...「健…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中