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韓国国会、首相の弾劾訴追案を可決 国政の混乱に拍車

2024年12月27日(金)17時33分

12月27日、 韓国国会は本会議を開き、尹錫悦大統領の職務を代行している韓悳洙首相の弾劾訴追案を可決した。写真は議長の演壇を取り囲んで抗議する与党「国民の力」の議員ら(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)

Hyunsu Yim Joyce Lee

[ソウル 27日 ロイター] - 韓国国会は27日に本会議を開き、尹錫悦大統領の職務を代行している韓悳洙首相の弾劾訴追案を可決した。国政の混乱に拍車がかかる形となった。

定数300議席のうち192人が賛成票を投じた。与党「国民の力」の議員らは議長の演壇を取り囲み、投票は無効であり議会は「暴政」を犯したと反発した。

法律に基づき、崔相穆経済副首相兼企画財政相が大統領を代行する。

尹氏が非常戒厳令の発令を巡って14日に弾劾されたことを受けて、韓氏が大統領代行を務めてきた。

尹氏の弾劾訴追の妥当性を審理する憲法裁判所は現在、3人が欠員となっている。韓氏が欠員を補充する裁判官任命手続きを保留する方針を示したため、最大野党「共に民主党」は26日に韓氏に対する弾劾訴追案を国会に提出した。

採決に先立ち、野党「共に民主党」の李在明代表は27日、「内乱勢力を迅速に根絶することが、この国を正常化する唯一の道だ」と述べた。

崔企画財政相は、大統領代行の弾劾は国の経済的信用を著しく損なうと述べ、撤回を求めていた。

ロイター
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