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北朝鮮兵、クルスク州で大きな損失 ロシアは保護せず=ゼレンスキー氏

2024年12月28日(土)07時08分

ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州で、北朝鮮兵は共に戦っているロシア軍から保護されておらず、大きな損失を被っているとの見方を示した。19日撮影(2024年 ロイター/Johanna Geron)

[27日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部クルスク州で、北朝鮮兵は共に戦っているロシア軍から保護されておらず、大きな損失を被っているとの見方を示した。

ゼレンスキー氏は恒例のビデオ演説で、ロシア軍は北朝鮮兵に最小限の防護しか与えずに戦闘に投入していると指摘。「北朝鮮兵は極めて大きな損失を被っている。ロシアと北朝鮮の双方が、北朝鮮兵の生存を確保することに関心がないことが分かる」と述べた。

また、北朝鮮兵がウクライナ軍の捕虜にならないよう、極端な措置が取られているとも指摘。「自軍によって処刑される例もある」と述べた。

その上で、ウクライナ軍は数人の北朝鮮兵を捕虜にしたものの、重傷を負っていたため命を救うことはできなかったと語り、北朝鮮人が欧州の戦場で命を落とすべきではないと言及。「中国は戦争を拡大すべきではないと表明しているが、この表明に誠実なら、適切に北朝鮮に圧力をかけるべきだ」と述べた。

ウクライナと西側諸国の情報機関によると、クルスク州には約1万2000人の北朝鮮兵が派遣されている。ゼレンスキー大統領は23日、クルスク州で北朝鮮兵3000人以上が死傷したとの見方を示した。

ロイター
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