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ロシア産天然ガスの欧州向け輸出、今年は18─20%増=副首相

2024年12月25日(水)16時29分

 12月25日、ロシアのノバク副首相は、年初からの欧州向けガス輸出が2023年を18─20%上回っていると述べたと、インタファクス通信が伝えた。写真はロシアとEUの旗と、ガスパイプラインのイメージ。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は、年初からの欧州向けガス輸出が2023年を18─20%上回っていると述べた。インタファクス通信が25日伝えた。

1─11月のパイプラインガスと液化天然ガス(LNG)の供給量は500億立方メートルを超えたという。

「ガスは非常にエコなもので、さまざまな発言や制裁圧力があっても需要がある。ロシアのガスは、物流コストや価格の面で最も費用対効果が高い」と述べた。

前年比の伸びは、23年がウクライナ紛争の影響で落ち込んだことによるベース効果がある。昨年の欧州向けパイプラインガス供給は55.6%減の283億立法メートル。ロイターの計算で今年は約320億立法メートルに回復すると予想されている。

ただパイプライン経由の欧州向けガス輸出でロシアは深刻な問題に直面している。パイプラインによる輸出はウクライナ経由が約半分を占める。ウクライナルートの輸出は、ロシアとウクライナの期間5年の契約により紛争下でも維持されてきた。この契約が年末に期限を迎えるがウクライナは更新しない方針を示している。

ロイター
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