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カナダ、中国による人権団体への制裁非難 ウイグル・チベット巡り

2024年12月25日(水)08時14分

カナダ政府は12月24日、中国が新疆ウイグル自治区とチベット自治区での人権問題に関連してカナダの2団体と関係者20人に制裁を課したことを非難した。2022年7月撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

Kanishka Singh

[24日 ロイター] - カナダ政府は24日、中国が新疆ウイグル自治区とチベット自治区での人権問題に関連してカナダの2団体と関係者20人に制裁を課したことを非難した。

中国政府は22日、カナダのウイグル人権擁護プロジェクトとカナダ・チベット委員会を対象に資産凍結や入国禁止などを含む措置を講じると発表した。

権利擁護団体は、中国がイスラム系少数民族ウイグル人に対して収容所での強制労働など虐待を行っていると非難している。チベット自治区を巡っても中国が抑圧を強めているとしている。

カナダ政府は声明で「カナダ・チベット委員会とウイグル人権擁護プロジェクトのメンバーに連帯を表明し、人権を訴えた彼らを処罰するという中国政府の決定を非難する」と述べた。

カナダ政府は、中国に対し国際法上の義務を尊重するよう求めるとともに、現地の法律が恣意的に施行されるリスクがあるため、カナダ国民に対し中国で注意を呼びかけている。

ロイター
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