ニュース速報
ワールド

シリア新外相、混乱広げないようイランに警告 「主権尊重を」

2024年12月25日(水)08時13分

シリア暫定政府の外相に任命されたアサド・ハッサン・シェイバニ氏は12月24日、イランに対し、シリアに混乱を広げず、シリア国民の意思と国の主権を尊重するよう求めた。20日、ダマスカスで撮影(2024年 ロイター/Ammar Awad)

[カイロ/ドバイ 24日 ロイター] - シリア暫定政府の外相に任命されたアサド・ハッサン・シェイバニ氏は24日、イランに対し、シリアに混乱を広げず、シリア国民の意思と国の主権を尊重するよう求めた。

シェイバニ氏はXへの投稿で「イランはシリア国民の意思と、国の主権と安全を尊重しなければならない。シリアに混乱を広げないよう警告する。最近の発言の影響について責任を負わせる」と語った。

どの発言を指しているのかは不明。

イランの最高指導者ハメネイ師は22日のテレビ演説で、シリアの若者たちに対し「この不安を画策し、もたらした者たちに断固として立ち向かう」よう呼びかけた。

シリアでは今月8日にアサド政権が崩壊。これまでの内戦中、イランはアサド大統領を支えるために資金支援を行ったほか、政権維持のため革命防衛隊をシリアに派遣した。アサド政権崩壊は、中東におけるイスラエルと米国の影響力に対抗するイラン主導の政治・軍事同盟「抵抗の枢軸」への大きな打撃と見られている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロが電力インフラに大規模攻撃、「非人道的」とゼレン

ワールド

カザフスタンで旅客機墜落、67人搭乗 32人生存

ワールド

日中外相が会談、安保・経済対話開催などで一致

ビジネス

政府経済見通し24年度0.4%に下げ、輸出下振れ 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシアの都市カザンを自爆攻撃
  • 3
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリスマストイが「誇り高く立っている」と話題
  • 4
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 5
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 6
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 7
    「自由に生きたかった」アルミ缶を売り、生計を立て…
  • 8
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 9
    韓国Z世代の人気ラッパー、イ・ヨンジが語った「Small …
  • 10
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 5
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 6
    ウクライナの逆襲!国境から1000キロ以上離れたロシ…
  • 7
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 8
    9割が生活保護...日雇い労働者の街ではなくなった山…
  • 9
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 10
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 7
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 8
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 9
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 10
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中