ニュース速報
ワールド

米、ウクライナに長距離兵器の使用許可 ロシア領内攻撃で

2024年11月18日(月)07時00分

 11月17日、バイデン米政権は、ウクライナが米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することを許可した。写真右はバイデン大統領、左はウクライナのゼレンスキー大統領。6月13日、イタリアのファザーノで撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

Mike Stone Humeyra Pamuk

[ワシントン 17日 ロイター] - バイデン米政権は、ウクライナが米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することを許可した。米政府当局者や関係者が17日に明らかにした。ウクライナの対ロシア攻撃を巡る大きな方針転換となる。

ウクライナは今後数日中に長距離兵器を使用した攻撃を実施する計画という。

長距離兵器のロシア領内への使用を巡ってはウクライナのゼレンスキー大統領が許可を求めてきたが、米国は認めていなかった。

方針転換は主に北朝鮮によるロシアのウクライナ戦線への派兵を受けた対応という。

ホワイトハウスと米国務省はコメントを控えた。

ロシアはウクライナによる米国製兵器使用の制限が緩和されれば、重大なエスカレーションと見なすと警告している。

関係者の話では、ウクライナは射程約300キロの地対地ミサイル「ATACMS」でロシア領内を攻撃する可能性がある。

来年1月に就任するトランプ次期米大統領がバイデン氏の決定を覆すかどうかは明らかではない。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日経平均は反落で寄り付く、米利下げペース鈍化の思惑

ワールド

ロシア、オーストリア向けガスを転売 供給停止受け

ワールド

マスク・ケネディ両氏、次期財務長官にラトニック氏支

ビジネス

9月の機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比-0
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:またトラ
特集:またトラ
2024年11月19日号(11/12発売)

なぜドナルド・トランプは圧勝で再選したのか。世界と経済と戦争をどう変えるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時まさに「対立」が表面化していた
  • 4
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 5
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 8
    普通の「おつまみ」で認知症リスクが低下する可能性…
  • 9
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 10
    クリミアでロシア黒海艦隊の司令官が「爆殺」、運転…
  • 1
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 2
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 3
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 4
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 5
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 6
    本当に「怠慢」のせい? ヤンキース・コールがベース…
  • 7
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 8
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 9
    NewJeansのミン・ヒジン激怒 「似ている」グループは企…
  • 10
    海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「空母化」、米…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 5
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 6
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 7
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 8
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中