マスク・ケネディ両氏、次期財務長官にラトニック氏支持
11月16日、第2次トランプ政権で要職起用が決まっているイーロン・マスク氏とロバート・ケネディ・ジュニア氏は、財務長官候補としてキャンター・フィッツジェラルド最高経営責任者(CEO)のハワード・ラトニック氏(写真)を推す姿勢を鮮明にした。ニューヨークで10月27日撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
Jasper Ward Steve Holland
[ワシントン 16日 ロイター] - 第2次トランプ政権で要職起用が決まっているイーロン・マスク氏とロバート・ケネディ・ジュニア氏は16日、財務長官候補としてキャンター・フィッツジェラルド最高経営責任者(CEO)のハワード・ラトニック氏を推す姿勢を鮮明にした。
次期政権の財務長官はラトニック氏と投資家のスコット・ベッセント氏の2人が有力視されている。
マスク氏はベッセント氏について「旧態依然とした選択肢」との見方を表明。「旧態依然が米国を破綻させている。いずれにせよ変化が必要だ」とXへの投稿で論じた。
新政権の厚生長官起用が発表され波紋を呼んでいるケネディ氏は、SNS(交流サイト)への投稿でビットコインを「自由の通貨」と呼び「ビットコインはハワード・ラトニックほど強力な擁護者はいないだろう」と主張した。 名前のつづりに誤りもあった。
トランプ氏はベッセント氏起用に近づいているとみられていたが、その後、ラトニック氏が有力候補に浮上した。
マスク氏はトランプ氏の側近として影響力が増しており、トランプ氏のフロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」に滞在している。
ラトニック氏は政権移行の作業に携わってきた。トランプ氏の関税を含む経済政策を称賛している。