日経平均は反落で寄り付く、米利下げペース鈍化の思惑 半導体株安い
11月18日、寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比383円32銭安の3万8259円59銭と反落してスタートした。写真は株価を表示するスクリーンの下を歩く男性。都内で2022年6月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)
Norihiko Shirouzu
[東京 18日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比383円32銭安の3万8259円59銭と反落してスタートした。前週末の米国市場で利下げペース鈍化の思惑から株安となったことや円高に振れた為替の動きを嫌気する動きが先行している。一時400円超安に下げ幅を拡大した。
米国市場ではハイテク株が下落し、東京エレクトロンなどの半導体関連株やTDKなどのハイテク株は軟調な銘柄が目立つ。ドル/円は154円台へと前週末から1円超、円高方向に振れており、トヨタ自動車など輸出関連株も弱い。このほか、指数寄与度の高いファーストリテイリングやソフトバンクグループは軟調となっている。
内閣府が発表した9月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比0.7%減となった。3カ月連続の減少。ロイターの事前予測調査では前月比1.9%増と予想されており、結果はこれを下回った。