インドネシア貿易黒字、10月は予想下回る 輸出前年比10.25%増
インドネシア統計局が15日発表した10月の貿易収支は、24億7000万ドルの黒字となった。写真はジャカルタの港で2021年撮影(2024年 ロイター/Willy Kurniawan)
Stefanno Sulaiman Gayatri Suroyo
[ジャカルタ 15日 ロイター] - インドネシア統計局が15日発表した10月の貿易収支は、24億7000万ドルの黒字となった。農産物の出荷が好調で、輸出と輸入の伸びが予想を上回った。
ただ、貿易黒字は3カ月ぶりの低水準に縮小。ロイターのアナリスト調査では、30億5000万ドルの黒字が予想されていた。9月(改定値)は32億3000万ドルだった。
統計局によると、農産物、金属、鉱物製品など一部商品の国際価格は持ち直しているが、エネルギー価格はなお昨年を下回っている。
また、10月の輸出は前年比10.25%増の244億1000万ドルだった。アナリスト予想の3.84%増を大きく上回った。
主要輸出品目であるパーム油の輸出は前年比25.35%増の23億7000万ドルとなった。数量ベースが増加したほか、価格も上昇した。パーム油価格は2025年に向けた野心的なバイオ燃料計画に支えられている。