ルビオ氏にウクライナ外相が祝意、「力による平和」追求を期待
11月14日、ウクライナのシビハ外相は、次期米国務長官に指名されたマルコ・ルビオ上院議員が「力による平和」の政策を追求することを望むと述べた。ハンガリー・ブダペストで9月30日撮影(2024年 ロイター/Bernadett Szabo)
[14日 ロイター] - ウクライナのシビハ外相は14日、次期米国務長官に指名されたマルコ・ルビオ上院議員が「力による平和」の政策を追求することを望むと述べた。
Ⅹへの投稿でルビオ氏の指名に祝意を示し、「相互に有益なウクライナと米国の戦略的パートナーシップを深め、ウクライナと世界中で力による平和を推進することを楽しみにしている」と述べた。
ゼレンスキー大統領はトランプ氏の米大統領選勝利を祝福するメッセージで「力による平和」に言及したほか、欧州首脳に対する演説でもこの表現を使い、ロシアに譲歩しない姿勢を示した。
ルビオ氏はかねてから米国と地政学的に敵対関係にある中国やイラン、キューバなどに対し強硬な外交論を唱えてきた。ただ、ここ数年は、対外関与の抑制と一国主義に傾くトランプ氏の立場に合わせる形で従来のタカ派姿勢を一部和らげてきた。
ウクライナに関しては最近のインタビューで、ロシアに占領されている全ての領土を奪い返すことに注力するよりも、交渉による解決を目指すべきだと指摘。4月に議会が可決したウクライナ、イスラエルなどに対する軍事支援法案に反対票を投じた。