イスラエル、オランダに救助機派遣 ユダヤ人狙う「暴力事件」で
11月8日、イスラエルのネタニヤフ首相は、オランダの首都アムステルダムで行われたプロサッカーの試合でイスラエル人を標的にした「非常に暴力的な事件」があったとして、救助に向けて航空機2機を派遣するよう指示した。写真はソーシャルメディアXに投稿された動画から入手。アムステルダムで8日撮影(2024年 ロイター/iAnnet)
[カイロ 8日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は、オランダの首都アムステルダムで行われたプロサッカーの試合でイスラエル人を標的にした「非常に暴力的な事件」があったとして、救助に向けて航空機2機を派遣するよう指示した。首相府が8日明らかにした。
ベングビール国家治安相は「サッカーの試合を見に行ったファンが反ユダヤ主義に遭遇し、ユダヤ人でイスラエル人という理由だけで、想像を絶する残酷さで攻撃された」とXに投稿した。
地元警察によると、抗議が禁止されていたスタジアムにパレスチナ支持派のデモ隊が近づこうとし、57人が拘束された。試合後も、市中心部で複数の衝突が起きたという。
イスラエル軍は、オランダ政府の協力で直ちに救出作戦を始める準備をしていると表明。「貨物機を使用し、医療チームと救助チームを含めて展開される」と述べた。