トランプ氏と電話、早期の会談と日米同盟強化で一致=石破首相
11月7日、 石破茂首相(写真)は米大統領選で勝利したトランプ氏と同日朝に電話会談し、できるだけ早期に会うことを確認するとともに日米同盟をより高い段階に引き上げていくことで一致したと明らかにした。都内で10月代表撮影(2024年 ロイター)
Shiho Tanaka
[東京 7日 ロイター] - 石破茂首相は7日、米大統領選で勝利したトランプ氏と同日朝に電話会談し、できるだけ早期に会うことを確認するとともに日米同盟をより高い段階に引き上げていくことで一致したと明らかにした。会談の日程は調整中だという。
電話会談後、官邸で記者団に述べた。
石破首相によると、電話会談は午前9時半から5分程度行われ、「できるだけ早期に会おうということを確認するとともに、日米同盟をさらにより高い次元、より高い段階に引き上げていこうということで一致した」という。
安全保障政策に関連し記者団から、在日米軍の駐留経費の負担増や防衛費の増額をトランプ氏が求める可能性があり、その対応についての質問があった。
石破首相は、電話会談ではそういった話はしなかったとした上で「日米同盟の強化という意味において負担をどうしていくべきかは、金銭的、能力的な問題、あるいはオペレーションということもある」と指摘。「金額面だけでなく、装備面や運用面などいろいろな観点から、同盟の強化ということを精力的に議論していきたい」と述べた。
トランプ氏の印象を聞かれ、首相は「非常にフレンドリーな感じがした。本音で話しができる人という印象を持った」と答えた。