ニュース速報
ワールド

エムポックスの重症化しやすい新タイプ、英で新たに感染者2人確認

2024年11月05日(火)10時32分

11月4日、英健康安全保障庁(UKHSA)はエムポックス(サル痘)ウイルスの新しいタイプ「クレード1b」の最初の感染者と接触した家族2人の感染を確認したと発表した。これで確認された感染者は3人となった。写真は同ウイルスのイメージ。8月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 4日 ロイター] - 英健康安全保障庁(UKHSA)は4日、エムポックス(サル痘)ウイルスの新しいタイプ「クレード1b」の最初の感染者と接触した家族2人の感染を確認したと発表した。これで確認された感染者は3人となった。

ドイツ、スウェーデン、インド、タイでも検出されているクレード1bは、2022年に世界的に流行した「クレード2」に比べて重症化しやすいとされる。

UKHSAは、一般市民への感染のリスクは引き続き低いとした上で「エムポックスは非常に感染力が強いので、濃厚に接触している家庭内で感染者が出ることは想定外ではない」と述べた。

先週、ロンドンでクレード1bの最初の感染者が確認された。エムポックスが流行しているアフリカの国に渡航歴があり、専門病院に移送された。新たな感染者2人も専門医の治療を受けている。

アフリカ疾病対策予防センター(CDC)のデータによると、アフリカ19カ国では感染が疑われる人が4万8000人余りに上っており、年初来の死者数は1048人に達した。アフリカ大陸では感染者数が前年比で500%増となっている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

バイデン大統領、3日にも日鉄のUSスチール買収可否

ビジネス

中国、電池・重要鉱物関連技術のさらなる輸出規制を提

ビジネス

中国人民銀、25年に金利1.5%から引き下げの公算

ワールド

尹氏拘束へ大統領公邸に進入、韓国捜査当局 治安部隊
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に突き落とした「超危険生物」との大接近にネット震撼
  • 2
    早稲田の卒業生はなぜ母校が「難関校」になることを拒否したのか?...「アンチ東大」の思想と歴史
  • 3
    「これが育児のリアル」疲労困憊の新米ママが見せた赤ちゃんハプニングが話題に
  • 4
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 5
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 6
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も…
  • 7
    青学大・原監督と予選落ち大学の選手たちが見せた奇跡…
  • 8
    中高年は、運動しないと「思考力」「ストレス耐性」…
  • 9
    「少数与党」でモヤモヤする日本政治だが、そのしな…
  • 10
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 1
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も助けず携帯で撮影した」事件がえぐり出すNYの恥部
  • 2
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 3
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 4
    ヨルダン皇太子一家の「グリーティングカード流出」…
  • 5
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 6
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 7
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 8
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 9
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に…
  • 10
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中