米新築住宅販売、3月7.4%増 ローン金利低下で予想上回る

米商務省が23日発表した3月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比7.4%増の72万4000戸と、2024年9月以来の高水準となった。2020年2月撮影(2025年 ロイター/Lucas Jackson)
[ワシントン 23日 ロイター] - 米商務省が23日発表した3月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比7.4%増の72万4000戸と、2024年9月以来の高水準となった。住宅ローン金利の低下を背景に予想以上に増加したが、先行き経済見通しが住宅市場の回復に懸念をもたらしている。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は68万戸だった。前年比では6.0%増だった。
2月の販売戸数は、前回発表の67万6000戸から67万4000戸に下方修正された。
3月は、人口密度の高い南部と中西部で新築住宅販売が増加したが、北東部と西部では減少した。
3月の新築住宅価格の中央値は前年同月比7.5%低下し、40万3600ドルとなった。販売された住宅のほとんどが49万9999ドル未満だった。
新築住宅の在庫は0.6%増の50万3000戸となり、07年11月以来の高水準となった。
3月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は8.3カ月。前月は8.9カ月だった。