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ロ政府、iPhoneの1―9月の購入契約額4倍超に

2024年10月22日(火)11時36分

 10月21日、ロシア紙ベドモスチは、ロシア政府が2024年1─9月に購入契約した米アップルのiPhoneは690万ルーブル(7万1469ドル)相当と、前年同期(160万ルーブル)の4倍超になったと報じた。写真はiPhone。ロシアのモスクワで9月撮影(2024 ロイター/Evgenia Novozhenina)

[モスクワ 21日 ロイター] - 21日付のロシア紙ベドモスチは、ロシア政府が2024年1─9月に購入契約した米アップルのiPhoneは690万ルーブル(7万1469ドル)相当と、前年同期(160万ルーブル)の4倍超になったと報じた。

ロシア当局がアップル端末の利用を一部禁じているにも関わらず増加した形。

ロシア連邦保安庁(FSB)は23年6月、高度な監視ソフトウエアを使って数千台のiPhoneから情報を得ようとする米国のスパイ活動を摘発したと公表。アップルはこの疑惑を否定していた。

ロシア紙のコメルサント紙が昨年報じたところでは、ロシア政府は24年の同国大統領選の準備に携わる関係者に対し、iPhoneは西側諸国の情報機関に対する堅牢性が弱い端末だとの懸念があるため使用を中止するよう伝えていた。

ロシアのデジタル発展・通信・マスコミ省は昨年、職員がiPhoneやアップルのiPadを業務用の電子メールやアプリケーションに使うことを禁止した。同省にコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。

ロシアのウクライナへの侵攻を受けてアップルはロシアへの輸出を停止したが、iPhoneの最新機種「16」はロシアで販売されており、高い需要がある。

ロイター
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