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中国人民元建て債、9月は海外勢の保有が1年余ぶりに減少

2024年10月22日(火)14時24分

外国機関によるオンショア人民元建て債券の保有が9月に1年余りぶりに減少した。写真は中国人民銀行。北京で18年撮影。(2024年 ロイター/Jason Lee/File Photo)

[上海 22日 ロイター] - 外国機関によるオンショア人民元建て債券の保有が9月に1年余りぶりに減少した。元の上昇を受け、ヘッジを考慮に入れた債券保有の魅力が低下した。

中国人民銀行(中央銀行)上海総部が発表したデータによると、中国の銀行間市場で取引されている債券のうち外国機関の保有額は9月末時点で4兆3900億元(6161億4000万ドル)と、前月末時点の4兆5200億元を下回った。減少は昨年8月以来。

外国人投資家はヘッジコスト考慮後のリターンが米国債を保有するよりも高いことから昨年9月以降、元建て債券の保有を増やしていた。

このプレミアムは米連邦準備理事会(FRB)の9月の利下げを見越してドル安/元高が進んだことから、ここ数カ月で縮小していた。

9月は国債が1100億元減と、減少の大部分を占めた。

ロイター
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