トランプ氏、20年大統領選で敗北せず 副大統領候補バンス氏明言
米共和党の副大統領候補であるバンス上院議員は10月16日、2020年大統領選でトランプ前大統領は敗北していないと思うと明言した。9日、アリゾナ州で撮影(2024年 ロイター/Go Nakamura)
James Oliphant
[16日 ロイター] - 米共和党の副大統領候補であるバンス上院議員は16日、2020年大統領選でトランプ前大統領は敗北していないと思うと明言した。
この問題について何週間にもわたり回答を避けてきたが、東部ペンシルベニア州で開いたイベントで記者団に改めて見解を問われた。
バンス氏は「20年の選挙については何度も直接答えてきた。ノーだ。20年(選挙)を巡っては深刻な問題がある」とし、「トランプ氏は20年の選挙で敗北したのか。私が使う言葉ではそうではない」と述べた。
トランプ氏は20年大統領選で自身が敗北したのは大規模な不正投票が原因だという虚偽の主張を続けている。
バンス氏は今月行われた民主党のウォルズ・ミネソタ州知事との副大統領候補討論会で、トランプ氏が20年の選挙で敗北したかという質問をかわし、将来に焦点を当てているなどと回答。ウォルズ氏は「答えになっていない」と批判していた。
バンス氏は16日のイベントで、トランプ氏が勝利したと主張するのは「狂気じみた陰謀論」を唱えているのではないとし、選挙結果はテクノロジー大手によるオンライン検閲が原因だと非難した。