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中国シノペック、シェールオイル大幅増産 東部で試験的開発

2024年10月17日(木)10時19分

中国国有石油大手の中国石油化工(シノペック)は16日、同国東部の済陽鉱区で試験的に開発を進めているシェールオイルの生産量が日量1600トン(同1万1680バレル)と、2021年時点の100トンから大幅に増加したと明らかにした。2023年7月、カナダのバンクーバーで撮影(2024年 ロイター/Chris Helgren)

[シンガポール 16日 ロイター] - 中国国有石油大手の中国石油化工(シノペック)は16日、同国東部の済陽鉱区で試験的に開発を進めているシェールオイルの生産量が日量1600トン(同1万1680バレル)と、2021年時点の100トンから大幅に増加したと明らかにした。

シノペックは22年、25年時点の生産量を年50万トンとする目標を掲げており、現在のペースが続けば達成できる見通しだ。

この鉱区は老朽化した油田の一部で大半が山東省にあり、7300平方キロに及ぶ。

中央政府はエネルギー安全保障の強化を求めており、国営石油企業は老朽化して急速に枯渇している従来型油田の生産減少を補うため、採掘が困難なシェール層の開発に取り組んでいる。

済陽シェールオイル鉱区の推定埋蔵量は105億トン。このうち可採埋蔵量は17億3000万トンと見込まれている。

ロイター
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