ステランティス、第3四半期出荷台数は前年比20%減と予想
欧米自動車大手ステランティスは16日、第3・四半期の連結出荷台数が前年同期の143万台から20%減少の115万台になるとの見通しを示した。写真は傘下のブランド、アルファロメオ。4月10日、イタリアのミラノで撮影(2024年 ロイター/Daniele Mascolo)
[16日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスは16日、第3・四半期の連結出荷台数が前年同期の143万台から20%減少の115万台になるとの見通しを示した。同社は業績悪化に見舞われており、先月には通期利益とキャッシュフロー予想を下方修正した。
減少幅は「製品ポートフォリオの移行とディーラーの在庫削減の取り組みによる一時的な影響」により、予想の15%を上回ったと説明した。
収益の柱である北米で、第3・四半期の出荷台数は36%(17万1000台)減少したが、このうち10万台強は、2024年終盤から予定されている新型車発売前の計画的な減産によるもの。
ただ、ステランティスの第3・四半期の米国市場シェアは上昇し、9月末時点で8%となった。在庫は前期比5万台減少した。
欧州連合(EU)域内の出荷台数は、主にシトロエンの小型車「C3」などの一部の製品発売の遅れにより、17%(10万台)減少した。
同社は31日に第3・四半期の出荷台数と売上高を発表する。