オバマ氏、激戦州ペンシルベニアで集会 ハリス氏支持を若年層に訴え
10月10日、米民主党のオバマ元大統領(写真)は、大統領選の激戦州、東部ペンシルベニアの大学で集会を開き、ハリス副大統領への支持を訴えた。写真は同日、米ペンシルベニア州ピッツバーグで撮影(2024年 ロイター/Quinn Glabicki)
Jeff Mason
[ピッツバーグ 10日 ロイター] - 米民主党のオバマ元大統領は10日、大統領選の激戦州、東部ペンシルベニアの大学で集会を開き、ハリス副大統領への支持を訴えた。
今後数週間激戦州で遊説し、ハリス氏勝利へてこ入れを図る。ペンシルベニア州の集会はその最初となる。
2017年まで大統領を務めたオバマ氏は、民主党で根強い人気を誇る。同氏の選挙戦への参戦は若年層を投票所に向かわせるのを後押しする可能性がある。
タフツ大学が9月に公表した最新データによると34州で若年層の有権者登録は4年前と比べて減少しており、ペンシルベニア州では15%減少した。
オバマ氏は集会で「人々がなぜ状況を変えようとしているのか理解できる。人々がフラストレーションを感じ、『もっとうまくやれる』と感じているのも理解できる。理解できないのは、ドナルド・トランプがペンシルベニア州にとって良い方向に状況を変えてくれると考える人がいることだ」と語った。
トランプ氏は自身のプライドと金のことしか考えていないと批判。ハリス氏は中流階級で育ち、アメリカの価値観を信じているとし、「カマラはこれまでのどの大統領候補よりも職務にふさわしい準備ができている」と強調した。
オバマ氏は8月の民主党大会で演説を行い、ハリス氏支持を訴えた。ミシェル夫人もハリス氏のために今後選挙活動を行うとみられる。
ビル・クリントン元大統領も13─14日の日程でジョージア州を訪れ、その後ノースカロライナ州に向かい、有権者に働きかける。