米バークシャー、BofA株さらに売却 保有比率10%下回る
10月10日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏(写真)が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイは今週、米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)株の売却をさらに進め、保有比率が10%を下回った。写真は米ニューヨークで2015年3月撮影(2024 ロイター/Brendan McDermid)
[10日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイは今週、米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)株の売却をさらに進め、保有比率が10%を下回った。
10日の規制当局への提出書類によると、バークシャーは今週950万株(3億8240万ドル相当)を売却した。
米証券取引委員会(SEC)は、保有比率が10%以上の株主に2営業日以内の株式売買開示を義務付けている。
今回の売却により10%を下回ったことで、バークシャーがBofA株をさらに売却したかどうかを知るには、四半期の財務報告書や保有株式開示を待たなければならなくなった。
バークシャーは7月にBofA株の売却を開始し、同月半ばに約3390万株(約14億8000万ドル相当)を売却した。それ以降、売却総額は100億ドルを上回っている。
バフェット氏は5月に開催されたバークシャーの年次株主総会で、キャピタルゲインに対する連邦税率が米大統領選の結果次第で上昇する可能性があるため、株式売却は理にかなっていると述べている。